ホカ弁で透析食を考える

晴れ晴れ 今日も良い天気 こんな日は バイクとばして遠出したくなりますね

(実はペーパードライバー ^_^;)

 

バイクと言うと・・・。

「今日もアクセル全開で走ります!」「バイクだけに〜ブンブンッ!」「ヒィ〜ア♪」と親指を突き上げて両腕を開く芸人を思い出した。

 

ここで 食事療法で一句

「これなら カリウム 怖くない B!・K!・B! ヒィーア♪」 ・・・・・・(-_-;)

 

 

さて タイトルの通り ほっともっと(ホカ弁)のお弁当で透析食を考えてみましょう

 

「ほっともっと」の名前から「HOTなお弁当をもっと?」というイメージで考えていましたが

実は「ほっともっと」の「ほっと」には「HOT」と「ホッとする」の2つの意味があり

「もっと」は、「もっともっと多くの人に届けたい」という想いで「ほっともっと」と名付けられたそうです

 

そんな ほっともっとメニューをインターネットでみると 栄養価がのってるんですねぇ

とても便利だと思います

 

今回は 最近食べた 焼き肉コンビ弁当(390円)を題材にします

 

まずは栄養価

焼肉コンビ弁当.jpg・熱量   838kcal

・たんぱく質 21.8g

・脂質    34.3g

・炭水化物 110.8g

・食塩    2.8g

・カリウム 577mg

・リン   247mg      のように表示されています

 

写真をみても、メインの焼肉に、コロッケ、唐揚げと明らかに熱量(カロリー)は高いですね これは良いこと?悪いこと?

 

栄養学的にみて 食事が良いか悪いかの評価には このように考えるといいと思います

熱量(カロリー)は適当なのか? 塩分は? たんぱく質は?など

基準内に合致しているか もしくは それに近い値か などで判断します

 

されは 日本腎臓学会の「慢性腎臓病に対する食事療法基準2007年版」を参考にできます(下表)

 

エネルギー

(kcal/kg/day)

たんぱく質

(g/kg/day)

食塩

(g/day)

水分

(ml/day)

カリウム

(mg/day)

リン

(mg/kg/day)

27〜39 1.0〜1.2 6未満

できるだけ少なく

(15ml/kgDW/day以下)

2,000以下 蛋白質(g)×15以下

※kg:身長(m)2×22として算出した標準体重

※kgDW:ドライウエイト(透析時基本体重)

 

日本人の透析患者平均年齢 約67歳で身長160cmの患者を対象に考えてみます

(仮にAさん) ※ドライウェイトは標準体重と一緒で56kgとします

 

【Aさんの指示栄養量】

エネルギー 1500〜2200kcal/日

たんぱく質 55〜65g/日

食塩    6g未満/日

水分    840ml以下/日

カリウム  2000mg以下/日

リン    800〜1000mg/日

となり、分かりやすく単純に1食は3分の1と考えると

 

牛肉コンビ弁当/(指示栄養量の1食分)

・熱量   838kcal/(500〜730kcal)

・たんぱく質 21.8g/(18〜22g)

・食塩    2.8g/(2.0g)

・カリウム 577mg/(650mg)

・リン   247mg/(250〜330mg)

 

どうでしょう?

熱量(カロリー)はやや上限こしていますね

塩分も多くなっています

その他たんぱく質、カリウム、リンは、基準に合致していますね

 

塩分はどこか別の食事で調整すれば 「焼肉コンビ弁当」は 思ったより優秀に感じました

ただ課題は、脂質が多く野菜が少ないことにあります

弁当の大半をを占め、量も多そうな コロッケを避け サラダをつける と良いかもしれませんね

 

っえ?サラダにはカリウムがあるじゃないかですって?

大丈夫! 例えばグリーンサラダのカリウムが150〜200mgほどに対して、コロッケのカリウムも同じぐらいなのです 場合によってはそれ以上に

生野菜にも注意は必要ですが コロッケ(ポテトが入っている)など芋類にも気をつけなければいけないことが分かりますねぇ

 

 

 

 

 

最後に

前回掲載で 「色で覚える栄養バランス」って言葉を使いましたが

この栄養バランスっていったいなんなのでしょうか?

バランスっていうから 均衡が保たれ安定しているというイメージですよね

 

栄養バランスには 色々あって 実際に食べた 脂肪の種類のバランス(比率) 動物性たんぱく質のバランス(比率)などありますが 一番メジャーなのは エネルギーバランス(PFC比率)だと思われます。

 

P=たんぱく質

F=脂質

C=炭水化物 

 

PFCを三大栄養素と言いますが これらがエネルギー(カロリー)源になるのです

逆に言うと たんぱく質と脂質と炭水化物だけがエネルギー(カロリー)源で その他はエネルギー(カロリー)源とはならないということです

 

栄養バランスとは これら各栄養素(P:たんぱく質、F:脂質、C:炭水化物)由来のエネルギー(カロリー)が 総エネルギー(カロリー)に占める割合%(パーセント)は どれぐらいなのかを示しているものです

人の新陳代謝を効率的にするには 栄養バランスを整えることが重要といわれています

基準として P15% F25% C60% が目安です

例えば600kcalの食事を食べたとします

その600kcal中 たんぱく質から90kcal 脂質から150kcal 炭水化物から360kcal 摂取できると

ちょうど栄養バランスの良い P15% F25% C60% となるのです

 

今回の通常の牛肉コンビ弁当は  P10% F37% C53% です

P=(21.8×4)/838×100=10.4%(目安12〜15%)

F=(34.3×9)/838×100=36.8%(目安25〜30%)

C=(110.8×4)/838×100=52.9%(目安60〜63%)

 

やっぱり少し脂質が多いなという値ですね

 

 

先のように、

コロッケを避け サラダを加えると P10%↑ F37%↓ C53%↑ となり少しバランスが整います

 

 

慢性腎臓病に対する食事療法基準2007年版を基準に 栄養価を整えることと

エネルギー(PFC)バランスを整えられるように 食事が選択できるようになったらいいですね

 

 

平成26年04月15日 掲載

那覇支局 野嵩

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